姫オーラ研究委員会
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Vol 2 輪廻転生する歌姫は、オーラを薔薇に喩える 「パワーは得るものではなく“解放”するもの」

ヒーリングミュージックシーンの新世代を担う超大型アーティストとして、UNIVERSAL MUSICから全世界へデビューした薩頂頂さん。その音楽性はビョークやエニグマ、Deep Forestなどのヒーリングミュージックの大家を彷彿とさせながら、チベットに連なる神々の山、モンゴルの大草原を吹き抜ける風などの雄大なオリエンタルテイストを脳裏に浮かび上がらせます。「宇宙・愛・輪廻転生」をテーマに歌い上げる麗しき歌姫の感性は、まさにスピリチュアルで満たされていました――。

薩頂頂(サーディンディン)

薩頂頂
(サー・ディンディン / Sa Ding Ding)

1983年12月27日、内モンゴル人の母親と中国人の父親のもと山東省で生まれる。幼い頃に祖母が住む内モンゴルで過ごしたことをきっかけに少数民族の音楽やチベット仏教に興味を持ち、独学でチベット語やサンスクリット語(梵語)を習得。北京中央音楽院等で流行音楽などを専攻後、2000年、中央電視台(CCTV)主催の歌謡コンクールで銀賞受賞。翌年、デビュー作”Dong Ba La”を発表。06年、中国で制作された映画『ヒマラヤ王子』の主題歌で一気に注目を浴びる。07年6月26日、ファーストアルバム「Alive」にてUNIVERSAL MUSICから全世界デビュー。

日本は初めてでいらっしゃいますか?

「私は日本へ来たのは今回が4度目です。伝統を守り継承していくところ、個性や芸術性を尊重しているところに、素晴らしさと親近感を感じております」

今までで一番印象に残った景色はございますか?

「私は様々な民族の文化を学ぶことに興味を持っておりまして、日本文学では三島由紀夫の『金閣寺』が特に好きで、何度も読み返して文中の光景を想像しました。実際に京都を訪れた時、激しく雪が吹き付ける中に佇んでいた金閣寺の荘厳な美しさは忘れられません。また私が想像していた光景と、ほぼ同じであったことに驚きました」

想像の風景と現実が同じだったという出来事は、よく起こるのでしょうか。

「それは私の音楽性とも大きく繋がってきます。私の音楽作りの大きな特徴は、興味のある文化背景をベースに、理解や想像を膨らませていくということです。たとえば私のファーストアルバム『Alive』は仏教文化をテーマにしており、チベットや雲南省の少数民族などの要素を取り入れています。
アルバムを聞いた方は、よく『あなたは長くチベットで暮らしていたでしょう、そうじゃなければ、これだけのものに仕上げることはできないはずだ』と仰いますが、実は私は作品が出来る前にチベットに行ったことはありませんでした。なのに現地の人ですら、私の曲を聴いた人は、私をチベット族出身だと思い込んでしまうほどだったのです」

宇宙と人間の繋がりや輪廻転生というテーマに、スピリチュアルな感性が根付いていらっしゃる印象を受けました。そういった感性は、中国では当たり前のことなのでしょうか?

「中国人は誰もが多かれ少なかれ仏教文化の影響を受けていると思いますが、私は多くの時間を、瞑想や作品づくり、ダンス、ヨガなどのために独りで過ごしているため、周囲と自分とを比較することができないのです。私個人の感覚として言えることは、宇宙には、仏、神と人間が共存しており、私のコミュニケーション手法は音楽だということです」

薩頂頂(サーディンディン)薩頂頂さんは、ご自身に才能がおありになることを、神から選ばれた存在であると思いますか?

「私は、自分がこの世で為すべき使命について、以前から常に自覚を持っていました。そういった意味では、脚光を浴びたことは必然だと思っています。ただ“霊気(オーラ)”や “才能”とは誰もが持っているもので、自分がそれを持っていることを思い出していない、解放していないだけだと思うのです。時間という概念や過去や未来という定義をつけるのは人間のみで、メビウスの輪のように輪廻しているのだと。修練を積むことによって才能は開花されていきますが、それは“経験値を上げる”というよりは、もともと持っていた才能を“思い出す”作業に近いのだというのが私の考えです」

ううむ……なるほど。では、女性が自分の“オーラ”を高めるには、どうしたら良いのでしょう。

薩頂頂(サーディンディン)「私は、美とは“心”から生まれるものだと思っています。女性は誰でも心の中に薔薇を持っています。薔薇……とひとくちに言いましても、様々な色や形がございますでしょう? ご自分が薔薇の花だとイメージする。そして、芳しい香りが内側から外へ漂っていく……そんなイメージトレーニングをなさってみてはいかがでしょうか」

それは素敵なイメージトレーニングですね! 今、日本では、スピリチュアル・ブームが起こっています。ただそれは、仏教観念からの発露というよりは、社会が成熟し飽和状態になっていることによる不安感の現れだとも思います。実際、ストレスに悩む方も多いです。そういった不安から、どうやって逃れたら良いのでしょうか。

「まず、1日のスタートである朝に、自分は新しく産まれ変わるんだというイメージを持ってください。すべての人々は、人生を楽しく情熱的に生きる権利を持っているのです。外部からの圧力にとらわれず、自分自身を見つめてください。そして、地球のことも……。現在、人間は広い宇宙の中で、この地球という惑星にしか住めないのです。私たちは、長い歴史の中で、この同時代に生きている。それだけで、とても尊い縁があるのです。日々は常に発見と幸福に満ちています。それをどうか思い出して……」

今後の願いと目標を、「すべてのことに愛をもって接し、ひとりでも多くの方にメッセージを伝えたい」と仰る薩頂頂さん。慈悲と叡智とを併せ持つ美に、ただ“美しい”というだけではなく、女神のように人間離れした深淵たる凄味を感じる私。嗚呼……自分の小ささが情けないっ(;;)。宇宙のことにまで考えが及ばなくても、今夜はみんなの幸せを考えて眠り、明日は新しい私に目覚めたい!と思ったのでした~。またね~

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