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相手の心も共鳴させる、オーラ解放・イメージトレーニング 「私のオーラよ。宇宙まで満ちよ!」 オペラ歌手・橘今日子さんインタビュー

今回の「姫オーラ・インタビュー」でお話を伺ったのは、クラシックを中心に活躍なさっている、東京二期会所属のメゾソプラノ歌手・橘今日子さん。“歌姫”というミステリアスな職業と美の秘密、広い会場をオーラで満たすとっておきのマインド・メソッドなどをたっぷり伺っちゃいました――。

オペラ歌手・橘今日子さん

橘 今日子 (たちばなきょうこ)
http://plaza.rakuten.co.jp/kyonko001/

3月27日生まれ。東京芸術大学音楽学部声楽科卒。クラシックを中心として活躍する新進気鋭のメゾソプラノ歌手。東京二期会所属。「フィガロの結婚」「泥棒とオールドミス」「真夏の夜の夢」、二期会50周年記念オペラ「ホフマン物語」。二期会ニューウェーブオペラ劇場「ジュリアスシーザー」、故実相寺昭雄監督遺作演出「魔笛」(新国立劇場)などに出演。オペレッタでは、二期会「こうもり」、三枝成彰監督「メリーウィドー」、ベートーベン「第九」ビバルディ「グロリアミサ」他、宗教曲ソリスト。コンサートの他、ミュージカルやテレビなど、多方面でも活動中!

- 橘さんにお目にかかって、まず驚いたのは、そのスリムなボディと美しさです。ステレオタイプなイメージで恐縮ですが、“オペラ歌手”と聞きますと、失礼ながら、からだ全体を楽器にするためにふくよかではないといけないという印象があったのですが……。

「以前はそういったイメージが定着していましたが、昨今では、筋肉の使い方や呼吸法、頬骨やおでこなどに“響き”を当てるというメソッドも確立されましたので、やみくもに太らなくても大丈夫なんです。またオペラ歌手も、ビジュアル要素も大切という業界の流れもあり、スリムな方は多いですよ」

- なるほどーっ。オペラ歌手という道は、幼少期から夢を描いていらっしゃったのですか?

「それが全然なんです。ただ小さな頃から、とにかく歌が好きで、いつも歌っていました。トイレに入っている時でも歌っていたくらい(笑)。また、声楽家であった亡母の影響もあるかもしれません。それでも実は、高校生までは歌手になろうとは思っていなくて、進路を決める直前にいきなり『あ、そういえば、私は歌が好きだったんだ!』と、音大へ進むことを閃いたんですよ」

- えっ、もしかして、高3で、ですか!? 声楽家の進路というのは、それで間に合うんでしょうか……??

「楽器のように、小さな頃から訓練を始めるものは難しいですけれど、声楽の受験は、持ち声と感覚(センス)がある水準にまで達していれば大丈夫だと思います。それに声楽家は、30歳を目処にしてからだを作っていきますので、本格的なデビューも遅咲きです。目指すのは、高校生からでも十分間に合うんです」

- へえ~、それは初耳でした! クラシックの歌手というのは、素人考えでもとても敷居が高いような気がします。音大で同じ道に進まれて、その後プロとして活動できるのは、何割くらいの方なのでしょうか。

「同期は60名おりましたが、現在、東京で声楽家として活動しているのは、その1割くらいでしょうか。さらに私が所属しています東京二期会ですと、研修に最初に入るのは約80名で、そこから優秀賞をとって会員として残ることができるのは10名ほどです」

- 狭き門ですね!

「ただ、皆が歌手を目指して音大で学ぶわけではなく、教師の道に進んだり、郷里や他の土地で精力的に活動している方もいらっしゃいますから……」

- 同じ歌手でも、クラシック以外の道に進もうと思ったことは?

「クラシック――つまり、マイクを使わない生声は、自分の声を究めてからではないと、本流を外れて元へ戻ることはとても難しいんです。私もジャズやポピュラーソングを歌うようになったのは、30代を過ぎてようやく最近になってからです」

- それまではずっと修練なわけですね。それでも橘さんをこの道に進ませている、声楽の魅力とは何でしょう?

「“アホといえるほど歌が好き!”、その想いだけです。生の歌声は空気を振動させ、人の心にもバイブレーションを伝えることができる。好きなことを仕事として続けていると、不安になることはもちろんあります。でも、辞めようと想ったことはないですね。去年よりも、今年。今年よりも来年、より一層自分の声を磨こうと、高みに向かってモチベーションを鼓舞しています。一生、歌に向かい続けるんだと思います」

- 素晴らしいですねっ! オペラ歌手という職業は、ミステリアスなイメージもあります。日々、どのようにお過ごしですか?

オペラ歌手・橘今日子さん「東京二期会では、公演が1年に4~5回あります。会員全員が出演できるわけではなく、オーディションがある時もあります。その他の公演のオーディションも随時受けています。出演が決まれば、公演の3~4ヶ月前から舞台稽古の準備がはじまり、約1ヶ月前からかかりきりになりますね」

- オーディションで自分の望む役を獲得する秘訣や、秘策などはお考えになるのでしょうか。

「小手先のことよりも、まずは自分の“王道”をひとつ持ち、広い視野からそれを研鑽することだと思います。自分の“カラー”を出すのはそれからですね。」

- 広い会場にいる沢山の観客を魅了するオーラの出し方なぞはございますか?

「舞台に出る時は、自分の分身を沢山連れているようなイメージを持っています(笑)。あとは、会場よりももっと突き抜けて、地球や月、宇宙までを自分のオーラで満たし、支配するようなイメージを持つのも良いでしょうか。たとえば電車に乗る時などに、そんなイメージを持つよう訓練してみると、オーラのトレーニングになるかもしれません」

- 「この電車に乗っている全員を、私のトリコにしてやるわ!」という感じでしょうか。何かすごいですね~!

「同時に、地に足をつけて根を張っているような、グラウンディングのイメージも、必要だと思いますよっ」

- さっそく、私もやってみようかしらん(笑)。美の秘訣も教えて頂けますか。

「喉が命の私にとって、“健康=美”なんです。アロエの原液を飲んだり、酵素の多いぬか漬けを自分で漬けて食べる、化粧水を自分で作るなど、防腐剤のない手作りのものをとる工夫をしています。だから外見の“美”への関心は薄かったのですが、最近ようやく、“人前に立つ”ということは、人の夢や期待に応えなければならないんだという自覚も芽生えてきたところです(笑)」

モデル並みの美貌でありながら気さくなお人柄を持ち、ご自分の“健康”と“才能”を大切に磨いていらっしゃる橘さん。外側の美はそのあとについてくるものなのだと、説得力を持って体現なさっている方でした。生の歌声は、聴く人の心を震わせ、ハピネスを与えてくれるとのこと。その歌声に触れるだけで、自分のオーラも輝きそうな気分になったのでありました☆またね~

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