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“English Rose”――響きからして麗しいこの言葉は、イギリスでは「内面、外面ともに美しい人」を指す時に使うのだそう。31歳で単身渡英し、数々のセレブの集まる社交場に招かれて交流を広げた経験をもとに、英国式マナーの伝道者として第一線で活躍なさる西出博子先生に、オーラを薔薇のように花開かせ、輝かせるための秘伝を伺っちゃいました!
「本日は、どうぞよろしくお願いいたしますっ。失礼ながらご経歴を拝見して、『私のような粗忽者は、きっと駄目出しされまくる~!』とガクガク震えながらお伺いしました(笑)。実際にお会いしますと、とても温かくて親しみやすいオーラをお持ちでいらっしゃって、すごくホッとしています」
オックスフォードで生活していた頃の経験を元に、人々から愛される真の美しさを日本人にも伝えたいと願い「English Rose House」を2000年に創立。“マナーは人生そのもの”と説くマナー論は、日本のマナー論に新風を吹き込む。2006年秋、南青山に子どもからシニアまで学べる「Happy Manner Salon」をプロデュース。“美しい国”は“美しい人財”が創造するとし、人財育成に力を注ぐ。 |
「あら、そんな心配なさらないで (微笑)。私がみなさんにお伝えしたいと思っているのは、実は自分の生き様から会得した、ハッピーを掴むための“心”です。マナーというのは、いわばそのためのツールなのですね」
「現在の先生は、多数の著書の出版や任天堂DSソフト『私のハッピーマナーブック』の監修、コンサルタント、講演など、多岐に渡って大活躍なさってますが、『英国式マナーのコンサルタントになりたい』という志を持たれた当時は、そういった職業のロールモデルはなかったわけですよね。はじめは、どういったごきっかけでこの道に進まれようと思われたのですか?」
「私は九州出身なのですが、もともと箱入り娘でして、大学の4年間だけ『日本の政治・経済・文化の中心地、東京で暮らしてきなさい』と父から言われて東京の大学へ進学させてもらったんです。卒業後はまた実家に戻る予定で、就職も縁故で、すべて父が決めていました。それが卒業直前に、家庭の事情により180度変わってしまい、全て自分の意志で決めなければならなくなってしまったんです。私にしてみれば、いきなり真っ暗な大海原に投げ出されたような気持ちでした」
「お嬢様が就職活動をしなければならないという……」
「そうなの、就職活動はどういう風に行うものなのか、自分が何をやりたいのかも全然わかっていなかったんです。でもね、ある就職セミナーで、すごく素敵なマナーの先生との衝撃的な出逢いがあったんです。まったく年齢を感じさせないエレガントな方で、『マナー講師になれば、私も先生のようになれる!』という不思議な確信から、ここまで突き進んできました」
「迷いや挫折はございませんでしたか?」
「全くなかったですね。当時はマナー講師はCAのご経験者が多かったので、私も航空会社を受けたのですが軒並み落ちまくってしまい(笑)、一般企業に勤めながら勉強したんです。それで、ようやく仕事が来るようになっても、私の教え方がクライアントの受けが悪くて、次の仕事に全然繋がらない時期がありまして……」
「どのような点がクライアントの意向と合わなかったのでしょうか」
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「私は自分の家族がバラバラになった時に、相手の立場や気持ちを思いやる想像力の大切さを痛感したんです。そして、自分は何も悪くないのに家庭環境のことを悩む子供たちに、“頑張れば必ず幸せになれるよ”ということを伝えたい、マナーを伝えることによって、思いやりや自分を信じる心のエッセンスを伝えられればと強く思っていました。
けれども当時のクライアントの多くにはそれは余計なことで、ともすると“変な宗教家”のように見られてしまったんです (苦笑)。それで、えいやっと渡英してしまった。でも、それがよかったんですね。そこでの様々な方との出逢いで、私の伝えたいマナーの心の本質が英国式マナーに息づいていると確信できました」
「先生が最初に講師をなさっていた当時は、不況とはいえども、まだバブルの価値観の名残りがあった時代ですよね。企業が真の人材育成や人間力の育成などに注視するようになったのは、もう少し後ですから……
「そうですね、幸いそれからは多くの依頼が来るようになりまして、多くの方に私の想いを伝える機会を持つことができるようになりました」
「一見、優雅なご経歴に見える先生ですが、ご自分で道を切り拓いて来られたんですね」
「大切なのは“リスクを恐れない”ことですね。私の中に“リスク”という文字はありません。思い立ったら、すぐに行動してしまうんです。100の行動のうち、99は泣くことになることが多いです(笑)。でも、そのうちひとつは必ずハッピーなことがある。99のリスクよりも、1のハッピーを重視するポジティヴさが大切だと思います」
「かっこいい!」
「私の“ハッピーの教え”は、“マイナスをプラスに転じさせるポジティブシンキングを持とう”と“若いうちは泣きなさい”です。私も、家族との別離がなければきっと、何も考えずに親の敷いたレールを歩くだけだったと、今になってみれば転機に感謝しています」
「その時は不幸だと嘆くようなアクシデントが、あとあとになって、縁に繋がっていたことがわかることってありますよね。けれど、渦中の時にポジティブであり続けることは、自分をしっかり持っていないとなかなか……」
「私の伝えるマナー――“心”とは、人間の幹だと思っています。そこから枝が伸び、葉が茂り、花が咲く。幹がしっかりするためには、地中に根を広く張らなければいけない。それには
“こういう人になりたい”
“こういう生き方をしたい”
“そのために今何をしたらいいのか”
という、想像力や意識を持つことが大切です。オーラのある人というのは、そういった自分の見せ方や表情を持っている方だと思います」
「なるほど……」
「あと、何よりも素敵な微笑みと笑顔ですね^^」
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マナーとは、形式ではなく、相手を思いやる心。そんな想いを伝える先生の講座を受けると「ハッピーになれる」と大評判だそう! 今日から気持ちの中だけにでも、“英国の薔薇”を咲かせたいと思ったのでした。![]()





